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アムトラック大陸横断とLA滞在記(事前準備編)

■そうだ、大陸横断をしよう
 2月に2週間の休暇が取得できることになった。滅多にない長期休暇である。さてどこへ行こう。最初に思い浮かんだのは、ユーレイル・パスを使ってヨーロッパを周ることだった。だが2月だときっと寒い。言葉も不安だ。そして、実質10日間程度で充実した旅が可能だろうか。
 しかし、なにもわからない状態で結論を出すこともない。まずはその旅がどのようなものなのか、情報収集を行った。インターネットで検索すれば、さまざまな体験談や旅行記が出てくる。そして私の目に飛び込んできたのは、「大陸横断鉄道」の文字だった。
 大陸横断鉄道という文字を見たのは、歴史の教科書を開いて以来だろう。19世紀のアメリカで、フロンティア消滅の象徴に挙げられるのが大陸横断鉄道の完成だ。文字を見ただけでノスタルジックな感傷が浮かんでくるような、そんな乗り物がまだアメリカにあるのか。興味は一気にヨーロッパからアメリカへ移った。言語や日程の心配もヨーロッパに比べると小さい。そして、ぼんやりと頭のなかにあった疑問、「アメリカの真ん中にはなにがあるんだろう?」が、急速に形を成した。
 アムトラックという名前を、私はそのとき初めて知った。合衆国の広大な土地に巡らされた鉄道。実際に大陸を横断するのはニューオリンズからロサンゼルスまで走る列車だけだが、乗り継ぎを行えば他のルートでも東海岸から西海岸まで陸路で走りとおすことができる。同じく陸路を行くグレイハウンドのバスに比べると優雅な乗り物で、移動手段というよりは娯楽の向きが強い。今回の旅もおそらく一人旅になるだろうから、安全性が高いのはなにより心強い。よし、2月にはアムトラックに乗ろう。そう思ったのが6月のことだった。

■ロサンゼルス
 初めて訪れた海外は台湾だった。行かざるを得ない用事ができて行ったものだが、このときの強烈な教訓が「海外旅行は早めに予定を立てること」である。月に一度は県外に出かけていて(すべて私用である)、なまじ国内旅行に慣れているものだから、同じ感覚で取り組んで痛い目に遭った。条件を満たすツアーが悉く完売なのである。お蔭で、初の海外旅行・しかも一人旅にも関わらず、飛行機も宿も自分で手配する羽目になった。初めて中正国際空港に降り立ったときの、すぐにでも回れ右をして帰りたくなった心細さはいまも忘れられない。
 その点においては、今回は優良なスケジュールを組んでいるといえるだろう。なにせ思い立ったのは8か月前である。準備はゆっくりできる。だが具体的な行動は、8か月前ではまだ早いだろう。2月ならアムトラックの予約もさほど焦らなくて良いという話だし、これから何か月かかけてゆっくり計画を練ろう。
 少し引っかかっているのは2月の寒さだ。頭のなかに浮かんでくるのは、大きくふくらんだダウン・コートを着てTVに現れるNY特派員のアナウンサーである。どうみてもいま暮らしている香川県よりは寒そうだ。ただでさえ寒さには弱い質である。外へ出たくないような気候のなかへはあまり飛び込みたくない。もっと他に、興味を引くような、そして暖かな行き先はないものか──、私の行動には、アムトラック旅行の情報収集のほかに、あらためて別の目的地を探すという目標も含まれることになった。
 そんななか、同時進行していたのが小説の執筆である。成り行きで主人公はロサンゼルスに行ってしまった。あまり嘘も書けないから、ロサンゼルスの地図や現地情報をひっくり返す日々が続いた。結局、主人公はサンタモニカに滞在してハリウッドにいる友人に会いに行くことになる。劇中にはそのほかビバリーヒルズやジョシュア・ツリー国立公園も登場する。
 お蔭ですっかりロサンゼルスの地理に詳しくなってしまった。小説を書き終えた後、まるで当然のように、ロサンゼルスに行くのもいいんじゃないか、という考えが沸き上がってきた。まったく知らない町よりは親しみもあるし、安全そうだ。順序が逆だろう、という気がしないでもないが、それはそれで面白いだろう。現地でなにか新しく知ることがあれば、またロサンゼルスを舞台にした話の1本も書けば良いのだ。その頃存在を知ったGoogle Earthで現地の航空写真を見ながら、溜め込んだ知識は憧れへと変化しつつあった。
 心配事があるとしたら、ロサンゼルスはそもそも車で移動すべき町らしいということだ。私は自動車免許を持っていない。しかし、それなりに公共交通機関はあるようだし、そもそも特別行きたい場所があるわけでもない。敢えて挙げれば、知らない町に滞在して生活する、ということが最大の目的になるから、動けなければそれでも良いのだ。
 それが9月頃のことだった。本格的な予約を2か月前に行うなら、そろそろプランを詰めて行かなければならない。アムトラックでロサンゼルスへ、その計画は、私のなかでようやく具体的なものとなってきた。

■アムトラックの予約
 私は会社員だが、同時に大学生でもある。3か月に一度、試験とレポートの締め切りがやってくる。どちらかといえば詰め込むタイプだから、双方の期日前は他のことがまったく手につかなくなってしまう。加えて、仕事のピークもやってきた。それらがすべて終わったのが12月の中旬。旅行の具体的な準備は、まだISIC(国際学生証)を取ったくらいであった。休暇の正式な申請すらまだだ。年末年始にはまた東京へ行ってしまうから、動けるのはいましかない。私は慌ててインターネットに向き合い、予約のための情報をかき集めた。
 まずはアムトラック。11月までに、目的の列車はほとんど決まっていた。シカゴと西海岸を結ぶカリフォルニア・ゼファー号である。迫力のあるロッキー越えに人気が集まる列車で、どの旅行記やガイドブックを見ても、アムトラックならこれ、という記述がある。ただ行き先はサンフランシスコなので、ロサンゼルスに行くにはもう1本電車を乗り継がなければならないのが厄介といえば厄介ではある。
 もうひとつの候補は、シカゴとロサンゼルスを直接結ぶサウスウエスト・チーフ号だった。ルート66とやらをそのままなぞったコースだそうで、砂漠や穀倉地帯を通過するらしい。だが、あまり体験記がインターネットの検索に引っかからない。玄人向けのルートなのかもしれない。
 また、実際に東海岸と西海岸を結び、大陸横断できるのはニューオリンズ−ロサンゼルスを走るサンセット・リミテッド号である。だが、ニューオリンズにはまだハリケーンの傷痕が残っているようだ。そもそもニューオリンズという街にあまり馴染みがない。これは素直にパスすることにして、2つの列車のどちらにするかで迷うことになった。
 アムトラックの公式サイトでは、ルートを検索し、直接チケットの予約を行うことができる。ありがたいことに、ISICの割引(つまり学割)も使える。アムトラックにはユーレイル・パスのような周遊パスもあるが、どうやらシカゴ−LA間なら、ISICの割引を使って直行したほうが安上がりのようだ。日程はせいぜい10日程度しか取れないから、1日に1本しかない、それもよく遅れるという電車を途中下車して乗り継ぐつもりもない。
 そんなシミュレーションを何度か繰り返して、結局、カリフォルニア・ゼファーを選ぶことにした。メリットは、先に挙げたもののほかに、ある程度長さがあるということだ。アムトラックはよく遅れる列車なので、乗り継ぎの際には十分時間を取れとある。したがって、サンフランシスコでは1日余計に滞在するコースとなる。そうすると、到着したシカゴで1泊、アムトラックで2泊、サンフランシスコで2泊、ロサンゼルスは少し長めに4泊、と、9泊の日程になる。これがサウスウエスト・チーフだと、シカゴ1泊、アムトラックで2泊、ロサンゼルスで4泊の7泊になる。休暇は16日間あるのだ。どうせなら、いろいろ見て周れば良い。
 サンフランシスコから先は内陸部を走るサン・ホアキン号を使うことにした。海岸線を走るコーストライト・スター号のほうが人気の列車だが、こちらはLA着が夜になる。アムトラック(の連絡バス)が停まるユニオン・ステーションはあまり治安が良くないというダウンタウンにあるから、少しでも早い時間に着くほうが良いだろう。サンフランシスコ発6:30というのは少し厳しいが、安全には代えられない。
 決まりだ。意気込んで予約をしようとしたのは12月の20日頃だった。しかしそこで、私は衝撃的な事実を目の当たりにすることになる。なんと先日調べたときより、値段が70ドル近く上がっているのである! 週末料金のようなものかと、曜日を前後にずらしてみても変わらない。
 ふと思い立って、少し先の日程を入力してみた。すると最初に確認していた155ドルの表示が出る。わかった。2か月以上前の予約なら、カリフォルニア・ゼファーに早期割引のようなものがあるのだ。ほんの数日違いで70ドルの差が出てしまった。だがいまさら落ち込んでいても始まらない。表示された224ドルを素直に支払うべく、ウェブサイトのフォームにクレジット・カードのナンバーを入力(なお、ISIC割引を利用する場合は、ISICのナンバーも必要)。少し待つと予約確認のメールが送られてくる。これであとは、当日シカゴのユニオン駅で端末にクレジット・カードを突っ込むだけだ。手元にチケットがないのは不安だが、まあ航空機のチケットレス予約のようなものだろうと自分を励ましてみる(なお、アムトラックの早期割引は時期によって異なるようである。割引システムは非常に複雑で、パターンを示すことは難しいらしい)。
 ところで長距離のアムトラックにはコーチ(座席)席と寝台車の2つの座席パターンがあるが、今回はコーチ席で予約した。理由は3つある。「国際線のエコノミー席よりずっと広くて快適」という体験談、夜行バスに乗り慣れていること、寝台車は定員2名以上のものしかなく、1人だとたいへん割高になること、である。日本のBソロ寝台のようなものがあれば良いのだが、娯楽列車に1人で乗る人はあまりいないのだろう。
 予約を入れて数日後、アムトラックのサイトから時刻表とパンフレットの請求を行った。無料のサービスである。それらは2週間ほど経ってから、我が家へ国際便でやって来た。ウェブサイトで見られる情報もあるが、ゆっくり紙面で読めるのはありがたい。

■航空券とホテルの予約
 勤め先へ正式に休暇の申請をしたところで、航空券とホテルの予約にとりかかった。今回はシカゴからアメリカに入り、LAから出国するので、よくあるホテルつきパックのようなツアーは使えない。2都市以上を周遊するためには、オープン・ジョーと呼ばれるチケットが必要だということを、今回の予約を通して初めて知った。
 幸い、メジャーなアメリカのメジャーな都市なので、格安航空券でも条件を満たすチケットは楽に見つけることができた。完売ということも考慮していくつかのパターンで予約を入れ、回答を待つ。だが結果は散々だった。目をつけた関空・セントレア発のチケットはほとんど完売であり、代案として出されたチケットは当初予定の倍ほどにも高い。原油高の煽りをくらっていることも原因である。見積もりの欄には、燃料代、という見慣れない金額が加算されている。
 さて困った。2月には引っ越しもあるから、あまり大枚ははたけない。もともと貯蓄を取り崩すことには非常に強い警戒感を抱くタイプである(貯金貧乏というものになりかかっているかもしれない)。どうにか月々の遊興費予算に近いところで収めたい。私は検索範囲を広げてもう一度チケットを探した。──あった。
 成田発だが伊丹−成田間の航空券がついてくるエア・カナダのチケットである。スター・アライアンスの航空会社なので、マイレージを考える点でも都合が良い。ネックは往復ともカナダでの乗り継ぎを要するということだ。英語もままならない状態で、そんな高等技術をこなせるだろうか。だが他に手立てがない。仕方がないので開き直ることにする。往復ともカナダ周り、しかも一方がトロントで一方がバンクーバーなんて、たくさん都市を周れて楽しいじゃないか!
 チケットは空港受け取りと自宅受け取りのどちらかを選べるというので、自宅へ届けてもらうことにした。届くのは2月に入ってのことだが、あらかじめ手元にあったほうが安心だ。
 さて次はホテルである。LAにしてもサンフランシスコにしても相場が高い。1人だからさらに割高である。特にLAは長逗留するうえ、エコノミーホテルはあまり治安の良くないダウンタウンに集まっている。どうしたところで自分の見た目が「若くて華奢なねーちゃん」であることは自覚している。危険性はできるかぎり取り除きたい。しかし価格も低く抑えたい。
 もともと高級ホテルを泊まり歩くのは好きだ。しかし今回はリゾート地に行くわけでもなし、優雅なホテル遊びはなにかと自由がきき、気も張らずに済む日本でしたいと思ってしまう。そもそもひとりでポツンと贅沢する気にもならない。車中泊を繰り返した格好でこじゃれたホテルのロビーに立つのも気が引ける。なにより、ひとたび設備の整った高級ホテルのなかへ入ってしまうと、そこは日本とたいして変わらない空間になってしまうような気がするのだ。
 いっそユースホステルはどうか──調べてみて、初めて気がついた。「ユースホステルは女性の一人旅に最適」。安ホテルよりはよほど安全だというわけだ。しかも治安の良いサンタモニカにはきわめて設備の良いユースホステルがあるという。
 ならばそこにしてしまおう。日本のユースホステル協会のウェブサイトから手早く会員手続きを済ませ、会員証の到着を待つ。到着までは1週間程度だったか。会員証を手に入れたところで、今度は英語の予約サイトにアクセスして予約。結局、サンフランシスコもユースホステルを使うことにした。なにせアムトラックで夕刻に着き、早朝出かけるのだから、本当に寝るだけの部屋になるのだ。
 シカゴはどうするか。シカゴにもユースホステルはある。しかも大学の構内という、ちょっと興味をそそる場所にある。しかし空港からもアムトラックの駅からも遠く、サンタモニカやサンフランシスコのように街中でもないようだ。なにしろアメリカに到着した初日だし、ここはちゃんとしたところに泊まったほうが良いだろう。
 シカゴ着は19:00頃。遅れることを考えると、空港に近いところのほうが良いような気もするが、空港から市内まではおよそ40分。なんとなく、翌日起床後、アムトラックに乗る前には慌てたくない。そう考えて、中心市街地に位置するパーマー・ハウス・ヒルトンを選んだ。地下鉄の駅のすぐそばだし、アムトラックの駅へも同じ地下鉄で2駅だ。これはいくつかの予約サイトを廻って、最も安価だったアップルワールドで予約。
 これで移動手段と宿泊地はすべて決まった。すべてがインターネット予約ゆえ、手元には頼りない予約票やメールしか残らないのは心細いが、そういうものだと納得するしかない。せめて不安を減らすために、情報収集を行い、ルートやパッキングのシミュレーションを行った。現地の様子や交通事情、詳しいタイムテーブル、体験談──見るべきものはいくらでもあった。
 なおガイドブックは、全般をカバーする「地球の歩き方・アメリカ」と、滞在先の西海岸をターゲットにした「個人旅行・アメリカ西海岸」の2冊を準備した。さらに現地の地図のほか、使用するであろう交通機関について、オフィシャルサイトや米国のYahooから路線図・時刻表をダウンロードしておく。地理と交通が頭に入っていると、見知らぬ土地でも動きやすい。

 最終的に決定した旅程は以下のとおり。

 2/20(月)伊丹−(成田、トロント経由)−シカゴ(AIR CANADA)、シカゴ泊
 2/21(火)シカゴ発(アムトラック乗車、車中泊)
 2/22(水)(アムトラック車中泊)
 2/23(木)サンフランシスコ着(アムトラック)、サンフランシスコ泊
 2/24(金)サンフランシスコ観光、サンフランシスコ泊
 2/25(土)サンフランシスコ−ロサンゼルス(アムトラック)、サンタモニカ泊
 2/26(日)〜2/28(火)ロサンゼルス観光、サンタモニカ泊
 3/01(水)ロサンゼルス発−(バンクーバー、成田経由)(AIR CANADA)
 3/02(木)伊丹着

■英語
 以前ハワイに旅したときに痛感したのが、英語のヒアリング力の弱さである。文章はなんとか読める、こちらの意思も一応文章にできる、しかし相手が喋っていることはわからない。ヒアリングの勉強をしていないのが原因なのだから、耳を慣らすのが先決、と、TVの英語番組をチェックすることにした。ちょうどNYの英語学校の授業をそのまま番組にしたものがあるらしい。耳を慣らすだけならこういったタイプのものが良いだろう。成果が出たかどうかは──正直なところよくわからない。まだわからない部分はかなり多い。なにかと忙しく、あまり取り組めなかったことも原因である。

■引っ越し!
 さて私が自分の予定を進めている間に、我が家のスケジュールが決まりつつあった。1月下旬から2月下旬にかけて引っ越すのである。引っ越しといっても、2つ隣の町へ移動するだけだから、業者は使わずに自力で乗り切るという。だが引っ越し自体は25年ぶりである。家の中には途方もない量の荷物が眠っている。そのうえ我が家の現在の家族構成は父・母・私。どうみても私が「女性」でなく「若い力」にカウントされるのはわかりきっている。何日に何を運んで、というスケジュールが具体化するにつれて、私はつくづく先に情報収集を行っていて良かったとため息をつくことになった。

■荷造り
 新居での生活は2月の10日頃に始まった。しかし部屋のなかはまだ段ボールだらけである。インターネットも繋がっていない。新しく設置された電磁調理器用の鍋もなく、買い換えた冷蔵庫も届いていないため、出来合いの夕食が続く。だが旅行の日程は確実に近づいている。そろそろパッキングを始めなければならない。
 頭を悩ませていたのは鞄のことだった。我が家には大きなスーツケースと国内線持ち込みサイズのキャリーバッグしかない。今回は移動の多い旅だということで、スーツケースを使うという案は既に消えていた。だが手持ちのキャリーバックは、10日に及ぶ旅には小さすぎる。そもそも3泊4泊の国内旅行にも少し不便なサイズだから、この際大きめのキャリーバックを買うのも悪くない。
 しかし一方で、乗り継ぎの不安があった。トロント経由のアメリカ着だと、トロントで一度荷物をピックアップしなければならないようだ。旅行会社が示してくれた乗り継ぎの時間は「ちょうど良い時間」であって、長めには取られていない。不安のある乗り継ぎを、余裕なしにはあまりしたくない。ならば荷物をすべて機内へ持ち込んでしまえばいい。だがそのサイズでちゃんとパッキングできるのか。キャリーバッグを一回り大きなものにしたほうが良いのではないか。
 1月のうちに作っておいた携行品リストが役に立った。実際に図を描き、あらためてシミュレーションしてみると、思っていたよりも小さくまとめられそうだ。国際線持ち込みサイズを記したメモとメジャーを持っていくつもの売り場を走り回った結果、キャリーバッグの上へ乗せる小さなボストンバックを買い足し、荷物を詰め込むことになった。

 主な携行品は以下のとおり。
キャリーバッグ(国内線持ち込みサイズ):宿で使うものを入れる。改札口など狭い場所を通り抜けるには4輪タイプの方が断然使いやすいと思うが、手持ちは2輪。
ボストンバッグ(小型):機内・車内で使うものを入れる。軽くてキャリーバッグに装填できるもの(キャリーバッグのハンドルに留めるためのベルトがついているもの。意外と売っていない。無印良品で見つけて購入)。
ウェストリュック:町歩きに使うものを入れる。ウエストポーチ型のリュック。背負うリュックほど大仰でないわりにたくさん入るので便利。ストラップつきでハンドバッグとしても使用できる。本来は鞄部分を腰の後ろに回して使用するが、旅行中は斜め前へ。
折りたたみバッグ(大):たたむと小さくなるアレ。たぶん土産物を入れることになる。
折りたたみバッグ(中):多少あらたまった場でも持てるもの。
ゴミ袋:大型のもの。なにかと便利。雨天時はキャリーバッグのカバー代わりになる。過去には宅配便を送るときにも使った。
ダイヤルロック:ユースホステルのロッカー用。南京錠だと鍵をなくしそうだったので。3桁では物足りないかと4桁を用意。
ノートパソコン:Let’s noteのR3。小型・軽量でバッテリーが長くもつ。
電子辞書:和英・英和・類語・広辞苑入り。
デジタルカメラ:旅先では撮りまくる。撮ったものはPCへ保存するので接続ケーブルも。
スマートメディア:装填分の他に予備。
携帯電話:海外ではアラームとして使う。圏外では電池の消耗が激しいらしいので電源を切る。
携帯電話充電器:乾電池で使えるもの。念のため(附属のアダプタは海外で使えない。海外通話が可能な端末でも使えないものがあるらしい)。
マグライト:一応。
乾電池:単3を8本、単4を2本。バッテリー切れほど怖いものはない。
コンタクトレンズ、眼鏡:コンタクトレンズは1日使い捨てのもの。見えないほど怖いこともないので予定日数の1.5倍用意。
サングラス:西海岸は日差しが強いらしいので。
腕時計:アラームつきの安物。
化粧品:ふだんの旅行で使っているもの(アメリカへ持ち込める眉用はさみってないものだろうか)。
基礎化粧品:日数が多いことと機内・車内乾燥を見込み、小分けしたものを2セット。1セットは手元のバッグへ。
シャンプー:ケラスターゼ製品はコンディショナーなしでも使えるので便利。
ボディソープ:肌が荒れやすいのでこだわり品を携行。
爪やすり:爪が折れると意外に不快感が強いので。金属製ではないもの。以前金属製を国内便に持ち込んでチェックされた。
タオル:薄手のフェイスタオル1枚。
セームタオル:バックパッカーの間で好評らしいので購入。元々は水泳選手がプールで使うもの。搾れば何度でも使え、すぐ乾くので便利らしい。スポーツ用品店で購入。
生理用品:日本のもののほうが品質はよさそうなので。
空気枕、アイマスク:飛行機およびアムトラック内での就寝用
衣類:ニットウェア1、カシミヤカットソー1、綿カットソー1、スカート1。衣類圧縮袋へ。身に付けて行くのはハーフコート、ジャケット、ニット、カットソー、ブラックジーンズ(ブルージーンズほどくだけた印象にならない)。
ルームウェア:パジャマ代わり。
靴下:カシミヤでルームシューズ並みに厚いもの。軽くて暖かくてコンパクト。主に機内・車内で使用。
下着類:3日分。旅先で洗濯して使う。
洗剤:ボディソープで十分な気もするが、せっかく携帯用を持っているので念のため。
携帯ハンガー:折り畳めるもの。物干し用になるか?
マフラー、スカーフ:膝掛けにも使う。
携帯用毛布:寒がりなので。丸めると1.5リットルのペットボトルより小さいくらいのサイズになる。
手袋:肌寒いとき、手袋一枚あると全然違う。
パンプス:町歩き用(ヒール慣れしているので十分)。機内・車内でも着脱が楽なのが便利。バックパッカースタイルになりすぎるのを予防する意味もある。
ソフトシューズ:形状はバレエシューズ。それでも足が痛くなったときのために。あるいはルームシューズ代わり。
タイツ、ストッキング:パンプスなので。靴下ほどかさばらないのは良いかも。
1分丈スパッツ:腰冷え予防。屈んだときに背中が見えるのもキライ。
傘:リュックに装填したままだったので持って行く。とにかく軽くて小さいもの(ユニクロ製品だったような?)。
ガイドブック:「地球の歩き方・アメリカ」と「個人旅行・西海岸」の2冊。暇潰しの読書用も兼ねて。
路線図、時刻表、地図、参考資料:WEBサイトからダウンロード。携行用のみプリントアウトし、参考資料はPCへデータ保存。
メモ帳:予め旅程、宿泊先連絡先等を細かくメモっておく。
ボールペン:ないと困るので鞄に1本ずつ。
割り箸:旅先では常備。なにかと使える。
使い捨てカイロ:靴用5、念のために体用2。
財布:普段使いのものと旅先用を1つずつ。
クレジットカード:普段使いのもの(JCB)と海外用(VISA、Master)。
マイレージカード:該当航空会社のもの。
パスポート、チケット、国際学生証、ユースホステル会員証、海外旅行保険の証明書:コピーも携行。念のため日本の保険証のコピーも。
各種クーポン類:アムトラック予約確認メール、ホテルクーポン、ユースホステル予約確認メール。プリントアウト分を携行、データはPCに保存。
カロリーメイト:2箱。ハワイで食べ物が合わず食べられなくなった経験を踏まえて念のため。
頭痛薬、整腸剤、鼻炎薬(花粉症対策)、ヘルペスの薬:あるとないとでは大違い、なものを持って行く。

■費用算出
 今回の旅行にあたっての概算費用はおよそ18万円。
 周囲の人間に予定ルートを話すと、「いくらかかるの!?」と驚いたように訊かれた。「20万は切っている」と答えるとさらに驚かれたが、仮にも定職についている人間が、こういったチープな旅行をすることはあまりないのかもしれない。しかしやっぱり贅沢なら日本でしたいし、海外に出るなら地元の生活に密着したいと思ってしまうのだ。なぜ私の頭のなかには「海外で贅沢をする」という発想が皆無なのだろう。

at 19:38, ゆま, アメリカ半横断旅行記

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理系大学生アメリカ西海岸縦断一人旅, 2011/07/17 6:21 PM

こちらとこちらが当時準備に拝見したサイトです. とてもよくまとまっています. ワイヤーロック(チェーンロック)というものをご存知でしょうか. ↑こういうのです ワイヤーで柱とかに鞄を括り付けて固...